不動産名義変更編 その1 不動産登記について法務局に相談に行ってみた
不動産名義変更 リフォーム 引越
不動産名義変更編
不動産の名義変更、とてもとても面倒くさそうですよね。
この度、実家の親の家を自分の名義にすることになりました。
で、自分でやろうと思っているので、不動産の名義を親から息子へ生前贈与で変更する場合の方法を調べてみた。
前の記事はこちら
一番良いのは司法書士
言わずもがなですね。司法書士に任せるのが一番楽だし確実です。
でもね、高いんですよ。
ちょっと調べただけでも司法書士の手数料だけで5万~10万かかる。
自分でやったらそれを節約出来るんじゃないかと考え、自分でやる方法を調べたんですが、ネットを見てもどうにもわかりづらい。なので法務局に行って相談してきました。
※不動産の名義変更は、条件によって必要な書類や、収める税金とかが異なってくるので、下記の僕の状態にピッタリ合う人が参考になると思います。
前提条件
- 66歳の父より38歳の息子が築29年の一戸建てを無償で貰い受ける。
- ローンが残債300万ほど有り。
- リフォームをして家族四人で来年春から住む予定。
最初の一歩
法務局に行く前に、基本的にわからないことはgoogle先生に聞くというのが近道であると思っていたので、大分いろんなサイトを調べました。
そうすると「とにかく大変だし、専門的な必要書類が多く、間違ったことをしたら後々トラブルになるので、司法書士に頼むべきである」という考えが大きくなりました。
つまりはそういう情報がネット上に多くあるということです。
それでもとにかく司法書士に払いたくない。その思いでまだ調べます。
法務局のページを見てみたけど、必要書類の種類がめちゃくちゃ多い。
そこで、結局まずは行って話を聞いてこようと思いました。
でもその前に法務局の相談について調べてみる。
- 職場の近くにもある
- 家の近くにもある
- 営業時間は平日9時から17時まで
- 相談受付は16時まで
- 予約が必要
ふむふむ、予約が必要かぁ。今日行きたいのに。と思って職場の近くの法務局に電話してみる。
Q 予約しなくても相談できますか?
A 出来ますが、結構待って頂く事になる可能性があります。
Q 今日は予約は出来ない?
A 当日の予約は出来ません。
Q ちなみに待つとして、今日の予約状況は?
A 全部埋まってます。
ふーむ、いきなり行っても相談できそうだけど、結構時間がかかりそう。待ち時間も長そうだし、相談もどれくらいで終わるのか見当もつかない。
なので、職場の休み時間に抜け出して相談に行くのはやめました。ちゃんと翌日午後にお休みを頂いて、家の近くの法務局に相談することにした。
法務局訪問1回目
翌日、結局予約をせずに家の一番近くの法務局に行ってみる。すると番号札を取って少し待たされる。(待ち人数は0人だった)
かなり待つつもりだったので、携帯でyoutubeを見ようと準備するとすぐに呼ばれて焦って片づけてカウンターに行く。すると、70歳くらいのおじいさんがいた。歴戦の勇者。頼もしい限り。
僕 何もわからないんですが、自分でやりたくて。
爺 名義変更の内容を教えてもらえますか?
僕 これこれこういう感じです。(文頭で書いた通り)
爺 じゃあ順番に説明しますね。
物腰柔らかく早口なお爺さん。でも質問しても全部的確に答えてくれました。
必要書類はすごく少ない。
役所とかで取るもの
- 譲渡者(親)の印鑑証明書
- 自分(息子)の住民票
- 固定資産評価証明書
すでに持ってるはずのもの
- 家の権利書
書くもの
- 申請書
- 登記原因証明書
- 委任状
以上。
わかります?よくわからない書類は2つしか無い。
それが申請書と登記原因証明書。
それ以外はわかりやすい。単に役所で取れる書類。とあと委任状。
この委任状は、親がもう歳なので、「手続きはお前に任せるわ~、必要な書類あったら言ってくれ~」という状態の時に必要。まさにうち。親はもちろん承諾済みなのですが、法務省に行ったりするのは全部わたくしなので。
で、上記の書類について、全部説明してくれました。
この時僕は思いました。
・・・簡単じゃないか?
法務局のHP上には書類の種類がものすごい数あったのに、あれはなんだったろう。
まぁ、条件で必要書類が異なってくるので、それだけいろんな条件の人がいるんでしょう。戸建てとマンションでも違うみたいだし。
あと、かかるお金も説明を受けました。
具体的には下記
・登録免許税
土地の資産価値と建物の資産価値の合計額の2% 仮に土地600万、建物400万だった場合、計1000万となるため、20万円必要。収入印紙を買って貼る。印紙は郵便局で購入可。
・送料
関西の法務局に書類を送り、申請が通ったら権利書がこっちに送り返されてくるのでその送料。合計1000円弱位。
以上。
登録免許税は司法書士に頼んでも別途発生するお金。国に収める税金だから当然ですが。あとは地元の法務局に行ければ送料すらかからない。
つまり、税金以外は手数料が何もかからない。
これは全部自分でやるべきだと考えました。
尚、上で述べたよくわからない書類の申請書と登記原因証明書。これは書き方を全部説明してもらえる。
ここで書き方を書いてしまうよりも、絶対に担当者の話を聞いたほうがいいので、省略しますね。(そもそもまだ通ってないので自信がない・・・)
ただとにかく、不動産の名義変更する場合は一度法務局に相談に行きましょう。
でも聞いた限りだと大分簡単に思えました。
2回目の相談の前にやること
2回めの相談は書類を全部揃えた後、「これでいいですかね?」と相談に行くのです。なので、2回目の相談に行く前に、全部書類を揃える必要がある。
そこで、まず確認しないといけないのが物件の資産価値。その額の調べ方ですが、何個かあるみたいだけど一番簡単なのは、固定資産評価証明書を取ることです。役所で取れます。それに書いてます。
あと、毎年払っている固定資産税の納税通知書に同封されてある「課税明細書」にも記載されてますが、結局固定資産評価証明書が必要になるので、取ってしまってそれで確認するのが簡単です。
確認したら、その2%が登録免許税で必要な額です。
あとは申請書と登記原因証明書に必要事項記入して、申請書に登録免許税分の収入印紙貼って、権利書と委任状と親の印鑑証明書と自分の住民票を用意する。
注意点として、住民票は個人番号が記載されていないものじゃないとダメみたい。法務局のHPに書いてありました。
・・・先に言ってほしかった。個人番号入りの取っちゃったじゃないか。後日また取り直すことに。
最後に
ひとまず1回目の法務局の相談はこんな所になりました。
今日聞いた限りだと随分簡単に思えました。
でも、不動産の名義変更がそんな簡単なのかなぁ。
とりあえず書類を全部用意して、もう一度法務局に相談に行く事とします。
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