まずいカレーの作り方 ~料理が出来ない男の奮闘記~
おはようございます。ミナミです。
朝に書いているのでおはようございますです。
今日は自分の体験を書きたいと思う。
先に言っておくと、今回の記事は「罰ゲームの為に」とか「嫌がらせで」とか言った理由ではありません。
美味しくしようと努力した結果こうなったという記事です。
前回に引き続きカレーの記事ですが、ご容赦下さい。
みなさまが失敗しないように、少しでも参考になればと思います。
前提
俺は料理という物をしない。
自分 不器用ですから。
台所に立つのも一年に一度あるかないか。
でもたまに「メシぐらい作ってみっか」という気になります。
今回はそんな気になったある日曜日の事です。
突然思い立つ
テレビで芸人さんが美味しそうにカレーを食べていた。
→よし、カレーを作ろう。
という訳でカレーを作ることになりました。
ただ、自慢じゃないが料理の「り」の字も知らない。
でも流石にカレーくらいは作れるだろう俺。
出来るよな?俺。
お前がやれよ俺
いやいやお前が。
じゃあ俺が。
どうぞどうぞ。
買い出し
さて、何はともあれ買い出し。
初めにカレールーを買って、その箱に書いてある野菜を買って家に帰る。
流石にスパイスから作るガッツは無い。
カレールーと肉と人参、玉ねぎ、じゃがいもを買って家に帰る。
家で包丁を取り出す為にキッチンの棚を開けるとそこに玉ねぎとじゃがいもが!
なんで冷蔵庫の中に入れてないんだ!?ちゃんと冷蔵庫確認したのに!
・・・無駄な買い物になったが、まぁ多い分には良いだろう。
調理開始
まったく料理をしない俺だけども、料理のコツくらいは知っている。
それはオリジナルの味付けはしないだ。
書いてある手順通りにやれば美味しいものが出来る。
だから余計なことは考えず、カレールーの裏面に書かれてある手順通りやる。
えーとまずは・・・炒める。えっと、サラダ油って・・・普通の油と違うのか?
油なんて買ってない。何処かにあるのか。
探すと戸棚の中に普通にあった。
油の量がわからない。書いとけ。
仕方なく鍋の下面が全部濡れるように油を入れる。
ん?・・・鍋?
食べ物を炒めるのはフライパンじゃないのか?
え?え?いきなりパニック。
鍋でやる料理は「煮る」でしょ?
まぁ書いてあるんだし、同じ鉄だろうからいいか。
ステンレスかもしれんが。
そして油を入れて、「一口大に切った具材を炒める」
ああ、切ってなかった。
もー、じゃあ油をひく前に野菜を切るっていう工程を入れてくれないと。不親切だ。ちゃんと書いとけ。
ブツブツ言いながらも野菜と肉のカットを始める。
じゃがいもは皮を剥かなきゃな。たしかテーラーとかいう皮剥き機があったハズ。
見つけて皮を剥く。
うん、皮が剥けて見た目が綺麗。さすがテーラー。(後にピーラーであることが判明)
で、人参とじゃがいもを切る。
もちろん子供のことを考えて、野菜は小さく小さくして、でもちゃんと入れる。
玉ねぎも切る。
これね、キャベツの時も思ったけど、玉ねぎってどこがどこから食べれるのかがわかりにくいよね。
多分この下のヒゲの辺りは食べられないと思うので、切って捨てる。
後は茶色い部分がなくなれば大丈夫でしょう。
と思ったら、永沢君の頭の髪の毛の部分みたいなところの処理の仕方がわからない。
出典:ちびまる子ちゃん(藤木君・永沢君)
まぁ切るしか無いか。
切って捨てる。
カットした野菜と肉を鍋に入れる。
肉が重なり合っている。気になるので一枚一枚剥がしていたら、どうにも焦げ付いたらしい。
それでも頑張って炒める。うん、なんか美味しそうに見えてきた。
なるほど、このままカレーにするから鍋の方がいいのか。
水を1300ml入れて煮込む。
いやまて。1300mlは9皿分だ。
うちは3人で食べるから、下の注意書きの通り700mlでいい。
危ない危ない、トラップに引っかかる所だった。
ん?肉・玉ねぎ・じゃがいも・人参はまんま入れてしまったぞ?
まぁ、具沢山は良いことか。
やっとルーを入れる。
間違いに気付く
たまに一人の時にレトルトカレーを買うことがあるのだが、その時は基本的に中辛を買う。自分が中辛くらいが好きだからだ。今回も何も考えずに中辛を買った。
しかし、今回は子供が食べる。
中辛は6歳の子供にはちょっと辛いかもしれない。
うーん、今から買い直すのも面倒くさい。
まぁここまでやったんだから、とりあえずルーを入れて中辛のカレーを完成させようと思い、ルーを入れる。
ルーは半量。残りの半分は取っておく。
そして味見。おお、ちょっと苦味があるものの普通に食べられるじゃないか。
さすが自分。俺に不可能は無い。
さて、これを甘口にしなければいけない。
きっと普通の主婦はこういう時にアイディアでなんとかするんだろうな。
中辛から甘口ならなんとかなる気がする。
よし、なんとかしよう。
中辛のカレーを甘口のカレーに
中辛を甘口にするからといって、ここで砂糖を入れるほど馬鹿じゃない。
まず考えたのが牛乳。
カレーに乳製品を入れるとまろやかになると聞いたことがある。
しかし冷蔵庫をみても牛乳が無い。
かわりに豆乳があったので、豆乳を投入。(ププ)
あと、ケチャップを見つけた。
トマトソースのハヤシライスとかあるし、きっとケチャップの甘みがいい仕事してくれるはず。なので入れてみる。
ちょっと味見。
うん、イマイチ。辛いし。豆乳臭い。この酸味はケチャップか。
確実にマズくなってる。
おかしい。
やっぱり砂糖か?いや、カレーに砂糖はダメだったハズ。
もう一度冷蔵庫を漁る。
お!良いものを見つけた!
野菜ジュース!
これならりんごとかオレンジの甘みがいい仕事してくれるに違いない!
ちゃんと甘みがわかるように200mlの野菜ジュースを3本程入れる。
よく煮込む。
見た目は全然問題ない。
うん、やっぱりおかしい。なんだこの匂い。
カレーの中に様々なものが入り混じってるような。。。
試食
匂いはともかくきっと美味しくなっているハズ。
ちょっと食べてみる。
おお!この鼻を抜ける野菜の香り!
口の中に残る豆乳の味!
そしてほのかに感じるケチャップの酸味!
とんでもなくマズい!
なんでだ!?カレーは誰でも美味しく作れるハズじゃなかったのか!?
しかもこの鍋から溢れそうな量。いったいどうしてくれる!
確認の為、もう一口食べてみる。
よし!吐きそうだ!
間違いなくマズい!
家族が帰ってくる
それから3時間程経った頃、奥さんと子供が帰宅。
部屋の中は綺麗に片付けてある。
台所ももちろん綺麗。
今日は俺は生姜焼き弁当を買ってきて貰った。
奥さんはトンカツ。子供はハンバーグだ。
家族と囲む食卓。うん、いいもんだ。
奥さん「あれ?鍋の位置が変わってる。使った?」