親の責任 そして子供の責任はあるのか
おはようございます。ミナミです。
うちには6歳と1歳の子供がいます。
そしてよくイタズラをしてはママに怒られています。
僕がイタズラで怒ることはほぼありません。
男性と女性で価値観や考え方の違いがあるのかもしれないのですが、根底の考え方に母親の言葉があるからなんです。
今日は怒る時の考え方のお話。久しぶりのどうでもいい日記です。ちょっとつまらないかもしれません。
父と母が喧嘩
中学生の頃、僕はお芝居に興味を持ちました。
そこで劇団に入りたいと母に告げると、「どうせ入団試験で落ちるから好きにしたら?」と言われました。
新聞広告に載っていた劇団員募集の広告を見て、自分で履歴書を用意し、生まれて初めて色々書類を準備して、劇団に申し込みをし、書類選考はクリア。翌日に入団試験を控えた夜のこと。
夜中、僕が寝た後に父と母が喧嘩をしていました。
僕は3階で寝ていて、両親は2階で話をしていたので、全部聞こえたわけじゃないんですが、父が「劇団なんて何の役に立つんだ。今から止めるべきだろう。」というような事を言っていて、それに対して母がこんなことを言っていました。
「あの子はまだ中学生や。・・・」
普段母は父に対して意見を言ったりしませんでした。
他にも色々と話をしていたようなのですが、僕が覚えているのはその一節だけです。
翌日僕は入団試験を受け、無事合格することが出来ました。
親の責任 子供の責任
さて、うちには冒頭に言ったとおり6歳と1歳の娘がいます。
そしてよくママが子供を怒っています。
ご飯をこぼした。
食べるのが遅い。
返事をしない。
怒る理由は諸々ありますが、ちょっと言い方がキツく、たまに僕が「そんなに怒るなよ」と止めます。
ここでママが子供によく使う言葉があります。
「自業自得だよ」
6歳の娘が遊んでて時間が結構経ってしまい、いつものおやつの時間を過ぎました。
おやつが食べたいと娘が泣きます。
自業自得だよ
1歳の娘がソファで遊んでて転げ落ちて泣いてます。
自分が悪いんだよ
・・・ちょっと皆さんに考えてほしいのですが、以下の状況だと誰が悪いでしょうか。
- 子供と一緒に歩いていると、子供が蝶々を見つけて走って追いかけて転んでケガをした
- 子供をプールに連れていき、子供が中々プールから上がらず結果翌日子供が風邪をひいた
- 夜子供が中々歯磨きをせず、寝る時間が遅くなった
- 子供とお出かけしている時に歩いていると、自転車がぶつかってきて子供がケガをした
- 子供がお茶をこぼした
- 朝子供がグズって保育園に遅刻した
男性女性、子供がいるかいないかで考えは変わってくると思いますが、僕はこう考えます。
1.転ぶ前に助けて上げられなかった。転ぶことが大いに予想できたにもかかわらず、その道で走るのを止めなかったので親が悪い。
2.子供の体力を見誤り、強制的にプールからあげなかったので親が悪い。
3.寝る時間と歯磨きにかかる時間、子供が嫌がる時間を逆算できずに遅くなったので親が悪い。
4.周りの交通状況をちゃんと把握出来ておらず、自転車から子供を守ることができなかったので親が悪い。
5.子供がお茶をこぼすことが想定されたにもかかわらず、子供の近くに口のあいたコップやペットボトルを置いた状況で目を離した親が悪い。
6.子供が朝グズることはよくあり、時間を逆算できずに遅刻させてしまった親が悪い。
反論も多くあると思います。ただの甘やかしじゃないかと思われる方もいらっしゃるでしょう。
でも、子供が成人するまでは、子供の行動は全て親の責任です。
成人が20歳というのはいささか遅すぎる気もしますが、少なくとも一桁の年齢の子供の行動は全てにおいて親の責任と考えます。
もちろん叱りはします。
悪いことを悪いこととわかってした時。
ウソをついた時。
友達に暴力を振るった時。
悪いことってわかっててやったのか?悪いことをしたらどうするんだ?「ごめんなさい」って言わなきゃダメだろ?
自分のためのウソはダメ。もっとおやつ食べたいからって食べてないっていうのは自分のためのウソだ。それも悪いこと。ちゃんと「ごめんなさい」しなさい。
でも怒りません。
自分も悪いと思うので、子供を怒れません。
娘はよくふざけて僕を叩きます。
その時僕はこう言います。
「パパは叩いていいよ。思い切りやっていい。でもママと妹とお友達は叩いたらあかんよ?ただし、女の子をいじめている男の子は叩いていい。」
6歳にもなると結構痛いです。でも所詮6歳の女の子。15歳位までは耐えてみせます。
いじめっ子を叩いて逆にいじめられるのが怖いと言えば怖いですが。もしそうなってしまったら完全に僕が悪いですね。
言葉の意味
母は父にこう言いました。
あの子はまだ中学生や。自分の人生なんやからやりたいって思ったことをやらせてあげるべきやろ?間違ったときだけ直してあげたらいいんちゃうの?
実は劇団に入団するには40万円の入団金が必要でした。
当時の僕はそれを知りませんでした。
そんなに裕福な家庭ではありませんでした。
ただ、母の言葉を聞いて父も納得してくれ、受かった時には一緒に喜んでくれました。
僕は母の言葉を聞いて、僕が親になった時も同じように子供を育てたい。子供が何をやっても、木の上に立って見る「親」として見守って育てたい。と思うようになりました。
子供が出来て尚思います。
子供は親がいないと生きていけません。
1歳の娘は自分でオムツを交えることも出来ません。
6歳の娘は色々出来るようになってきましたが、それでもお金を稼ぐことは出来ません。
子供が失敗してケガをした時。
子供がその時の感情のまま動いて、あとで後悔する事になった時。
自業自得だよ
とは僕はどうしても思えません。
そうならないように導いて上げる。
やりたいことは出来るだけやらせてあげて、間違った時だけ直してあげるのが親だと思うのです。
ただ、この考えももちろん正しいと思っていません。僕はこう考えるというだけです。
子供を育てているとイラっとくることもありますし。
時間に遅れそうになったら子供がグズってても無理やり車に乗せたりします。
結果車の中で大泣きです。
あー、今の対応間違ったかなぁ。と反省することもしきりです。
ママがあってると思うことも実際多いです。
今の状態でも子供にパパとママどっちが好き?と聞くと即答でママと答えますのでw
それが答えなんだろうなぁ。
反省しつつ精進します。
久しぶりのどうでもいい日記でした。