市場規模マップから見る日本経済の10年前と今 比べてみた
日本では様々な業種があるのですが、それを1枚の絵で見れるようにした物があります。
それが市場規模マップ。
これは一枚の絵の中で、各業種が日本経済のどれだけの割合を占めているのかが一目瞭然でわかるシロモノ。
これの10年前と現在を比べてみて、感じた事を今日は書きます。
10年前と今
10年前と今では世界はすごく変わったと思います。
この10年でスマホが爆発的に普及され、インターネットに関するビジネスも多くなりました。
科学的な技術や医療技術も大きく進歩し、様々な物が私達の暮らしに参入してきました。
さて、業種としてはどうでしょうか?
2006年がこちら(画像をクリックすると2006年の市場規模マップサイトが開きます)
2016年がこちら(画像をクリックすると2016年の市場規模マップサイトが開きます)
見るとわかるのですが、大きな部分に関しては、医療と生命保険が入れ替わっている位で、後はそんなに変わっていません。
世間は10年前と今では随分と変わったと思うのですが、業種としてはそんなに変わっていないのですね。
2006年のTOPは自動車で63.8兆円。
2016年のTOPも自動車で62.5兆円。
規模もそんなに変わっていません。
さて、他の業種も比べてみましょう。
旅行
2006年 : 7,8兆円
2016年 : 6,1兆円
1,7兆円(22%)Down
旅行業界は大きく落ち込んでいます。あんまり旅行しなくなってしまったのでしょうか。
色んな観光地でいっぱい旅館が潰れているという話は聞きますが、そもそもみんな旅行に行かなくなっているということなのでしょうか。
モバイルコンテンツ関連
2006年 : 9,307億円
2016年 : 4,4兆円
3,5兆円(473%)UP
これは一番の急成長じゃ無いでしょうか。約5倍になっています。スマホの影響ですね。
百貨店
2006年 : 7,8兆円
2016年 : 6,2兆円
1,6兆円(21%)Down
また、落ち込んでるのが百貨店。倒産の話もよく聞くので、やはり業界全体が下降傾向にあるわけですね。
介護
2006年 : 5,9兆円
2016年 : 8,9兆円
3兆円(50%)UP
ここも大きく伸びています。
高齢化社会ですから、介護に関する業種も大きくなっているんですね。
具体的には介護施設自体の増加や介護商品市場の拡大でしょうか。
BtoC-ec
2006年 : 4,4兆円
2016年 : 13,8兆円
9,4兆円(213%)UP
「BtoC-ec」とは一言で言うとインターネットショッピング業界です。
伸び率ではモバイルコンテンツ関連に負けていますが、額は約9兆円UP。
もはやネットショッピングは当たり前の世界になってきていますね。
10年で何が変わった?
この10年で何が大きく変わったでしょうか。
僕が感じるのは、ネットの世界が近くに来たこと。
スマホの影響も大きいのですが、10年前だと大きなデスクトップPCを使ってはいましたが、特にネットサーフィンすらもしなかった頃です。
当時は映画を作っていたので、PCで編集はよくやっていました。
今、色々な業種が変わってきています。業界TOPの自動車業界も業界としての収益はそんなに変わっていなくても、その収益を守るために、自動車の製法などは大きく変わっていると思います。
旅行や百貨店が落ち込み、インターネット関連が大きく伸びています。これが世間の求める形なのですかね。
これから期待する業界はロボット業界でしょうか。やっぱりIT系になりますね。
最後に
普段「兆」という字を使わないので、書いてて「あれ?金額のこと書いてるんだよな?」とちょっとわからなくなりましたw。
みなさんの業界はどうだったでしょうか。
成長している?衰退している?
収益だけを比べても仕方が無いのかもしれませんが、ちょっとおもしろいサイトだったので、今夜くらべてみました。
今(2017年)が10年前と言われるようになる2027年は、いったいどんな世界が待っているのでしょうか。
以上、「市場規模マップから見る日本経済の10年前と今 比べてみた」でした!