ミナミのラボ

元役者の会社員ブログ 日々の気付き、疑問を独自の視点で記載しています。

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子供が緊急入院 熱性けいれん 注意すべきこととは

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今回、僕の1歳の娘が熱性けいれんを起こし、結果入院しました。

その際、とても冷静ではいられず、色々と調べて時間がかかったりもした為、今回学んだ事について皆さんにシェアしたいと思います。

熱性けいれんとは

熱性けいれんとは、38度以上の熱が出た後に起こる痙攣の事を言います。

発熱しているだけならまだしも、突然子供が全身をビクッビクッとけいれんし始めたら、大概の人はパニックを起こすと思いますが無理もありません。

 

日本では7%~10%程度の赤ちゃんや幼児が発症すると言われており、親や兄弟で熱性けいれん経験者がいると、発症率が高まると言われています。

 

僕自身と奥さんは熱性けいれんの経験が無かったのですが、下の子(のん 1歳)が熱性けいれんを発症してしまいました。

 

経緯

火曜日

午後15時半頃に保育園から電話が鳴りました。その時、丁度バイクに乗っていて(所要で仕事はおやすみでした。)電話に出ることが出来ませんでした。

 

バイクから降りた所で奥さんから電話。

 

「のんが熱性けいれん起こしたんだって。もう症状は収まってるけど、高熱(39度)が出てるから今から保育園に迎えに行くから、家に帰ってきて。車で病院送って。」との事。

 

その日、お昼ごはんが遅くなり、丁度これからご飯を食べようとバイクを走らせていたのですが、ご飯そっちのけでUターン。すぐに家に帰りました。

 

受診中もぐったりした状態ののん。ぐったりしながら「うあーうあー」と泣きます。

 

受診した所、下記の診断。

 

  • 熱性けいれんは乳幼児はかかってもおかしくない病気。
  • 65%くらいの子は1回で終わる。
  • 後の35%くらいの子は、1回目のけいれんから24時間以内にもう一度けいれんが起こる。
  • 1回目から24時間経過したら一先ず安心。ただ、マレにその後にけいれんが起こることがあるので、気を抜かないように。
  • インフルエンザの検査も一応したけど、陰性。ただ、熱が出ている時にやると、検査結果がちゃんと出ないことがあるから、明日午前中にもう一度やりましょう。
  • 夜中にけいれん防止の座薬を入れて下さい。
  • 無理に熱を下げるとけいれんを誘発する可能性があるから、解熱剤は出さないでおきますね。

 

 

上記結果を受けて帰宅。

帰宅後もずっとぐったりして、布団で寝続けてました。

 

午前0時頃にけいれん防止の座薬を入れる。この頃の熱は39度くらい。

 

水曜日

朝には熱が下がっていて本人も歩けるくらい回復

病院を受診するも、

 

「多分大丈夫みたいだね。このまま熱が下がってる状態が続いて、本人が元気であれば、明日からは保育園に行けるでしょう。」

 

との事。ここでもう一度インフルエンザの検査をするもやはり陰性。うちらもホッと一安心。

 

水曜日の夕方。1回目のけいれんから24時間経過した頃。

 

熱が39度に。

 

けいれんは無し。

 

仕事から帰宅すると、ぐったりしている状態。 

奥さんがつきっきりで看病しているが、良くはならない。

 

22時の段階で熱が40.7度に。

 

昨日の医師の「無理に熱を下げるとけいれんを誘発する可能性がある」という言葉が頭をちらつき、濡れたタオルでおでこを拭いてあげる事くらいしか出来ない。

でもなぜか手と足が異常に冷たい。身体はすごい熱いのに。

 

23時20分 2回めのけいれん

 

小声で「うあーうあー」と言っていたのんが、突然大声で「うあー!」と一言。その後に全身がビクッビクッとけいれん発症。顔色も悪い。

 

僕がパニック。

 

とりあえず緊急救命行こうとなり、近くにある夜間も受付している大学病院へ。

(上の子はすでに寝ていたので、枕元にひらがなで書き置きをしておいた。)

 

診察を受けると、先の医師の判断は間違っていなかったようで、1回目のけいれんから24時間超えて2回目が発症するのはかなりのレアケースとの事。

 

採血して血液検査。血中ナトリウムが随分少ないとの結果。

 

塩でも食べさせればいいのか?と聞くとそういうことではないとの事。

一先ず点滴でけいれん防止剤を身体に入れて、あと少しお薬も入れるとの事。

 

医師の判断でそのまま入院となりました。

 

その日は僕が付きそう事にしたので、一旦家に帰って必要な物を準備。

病院に戻ってのんの様子をみる。

 

のんの脈拍、寝ているのに170。もう恐怖です。

 

全部が終わったのが午前5時。そこから奥さんは家に帰り、僕は少し仮眠を取る。

 

入院

入院してしまえば、常に点滴を打ってくれていて、すぐ近くにお医者さんもいる為、かなり安心感が違いますね。

木曜日の午後には熱が36度台にまで下がり脈も130くらいまで落ちました。(健常な乳幼児の脈の平均が110から140)

 

今現時点でまだ入院していますが、このままけいれんも出ず、体調も悪くなければ、明後日辺りには退院できそうです。

 

夜に熱がまたあがるかな?と思っていたのですが、今日の21時時点で37.4度。少し上がってしまっていますが、これくらいならまだいいかと思えるレベル。

血中ナトリウムも正常値まで戻りました。

 

熱性けいれん発症時の注意

突然子供がけいれんし始めたら、大人でもパニックを起こしても無理ないです。

しかし、親だからこそ、出来るだけ落ち着いて対処しましょう。

 

・けいれんが発症した時間を確認する。

・けいれんが収まった時間を確認する。

・どういう風にけいれんしているかをちゃんと観察する。

これは後に医師に伝える必要があります。「9時15分から9時18分までの3分間けいれんしていました。」とはっきり伝えられるように、時計を確認しておきましょう。

また、けいれんの際の子供の症状をできるだけ正確に伝えられるようにしておきましょう。

 

・嘔吐する場合があるので、身体を横向きにしてあげる。

けいれんが始まると、子供は身体の意図しない部分にとても力が入ります。

結果、嘔吐することがあり、その吐瀉物で喉を詰まらせないように、身体は横向きにしてあげましょう。

 

 

僕の場合は全く何も出来ませんでした。

 

 

ただ、一度目のけいれんの後に、奥さんが色々と調べていたようで、2回めのけいれんの際にテキパキと僕に指示を出してくれました。(うーむ、情けない)

 

最後に

熱性けいれんは多くの子が1回で終わります。なので、落ち着いて対応しましょう。

もし2回目が発症してしまった時も、落ち着いて子供の様子を見て対処しましょう。

 

「言える立場か」とツッコミが入りそうですが、大人が正しい対応をすれば、後遺症が残ることもほとんどなければ、命の危機があるものも少ないのです。

 

「大丈夫」と思って落ち着いて行動しましょう。

 

以上、「子供が緊急入院 熱性けいれん 注意すべきこととは」でした。

 

【2017/2/18 追記】

本日無事退院することが出来ました。

木曜日に入院して土曜日に退院だったので、2泊3日ですね。

熱性けいれんの原因は様々なものがあり、特定はされていないのですが、今回のうちの場合、突発性発疹が原因でした。

 

恐らく、火曜日の段階で突発性発疹が発症。しかし、発症すぐには発疹が体表に出てきません。

 

発疹という名前なのに発疹が出ない。ただ高熱が出るだけという時期があります。

 

その後、熱が収まってから発疹が出る事が多いのですが、うちの場合はその前にけいれんを2度発症させてしまったと言うことになります。

 

金曜日の日中にお腹や背中に発疹が出始めました

 

奥さんと僕は「けいれん以外に発疹まで!」と思ったのですが、お医者さんは「ああ、発疹が出てくれれば安心だね。」と言っていました。

 

熱性けいれんの場合、本当に原因が多岐に渡るため、発疹が出れば突発性発疹が原因と特定することが出来て、さらに突発性発疹の場合は2,3日で症状が収まるからです。

 

今日の朝に病院側から退院許可が出て、迎えに行きました。

3日程歩いていなかったので、多少のフラつきはあるものの、機嫌もよく、よく笑いました。

 

そしてお昼にはカレーライスを食べ、今は横で眠っています。

 

今回は色々と勉強しました。

 

子供が熱性けいれんが発症した場合に、少しでもみなさまの参考になればと思います。