築30年の家の内装をフルリフォームしたらいくらかかるのか いくら戻ってくるのか
こんにちはミナミです。
親の家をリフォームしました。
親の家と言っても親は住んでいません。親の名義になっていて現在空き家の家です。
3階建ての一戸建て。親は近くの団地に住んでいます。
団地は内装がリフォーム済で高齢者仕様になっており、一人で暮らすにはかなり快適との事。
三階建ての家は60過ぎの体には辛いようで、人に貸していました。
しかし住んでくれていた人が出ていってからは、2年ほど空き家になっていました。
この家は僕が小学校から高校まで住んでいた家です。
タイミングよく東京から関西への仕事上の異動が決まり、「ならそこに住もう」ということになりました。
以前から幾つか書いていたのですが、リフォームが完全に完了し、住み始めたので記事にまとめたいと思います。
今日はリフォームのお話。
以前の記事はこちら
経緯
大阪にある父の所有する小さな一戸建て。借りてくれていた人が出てしまってからは月に一度、父が風を通すために訪れるのみとなっておりました。
母は僕が20歳の頃他界してしまい、父としては「子供二人(僕と僕の姉)とお父さんとお母さんの4人で暮らした家。お前が貰ってくれるのが一番うれしい。」との事。
売ることも考えたのですが、僕自身高校まで住んでいた家なので愛着もあり、名義は自分に移して、父にある程度の家賃を払いながら住むことにしました。
(名義を自分にしておけば、税金の請求とかも全部こっちに来るようなるので)
築30年 結構ボロい
実際に行ってみると、外見は隣宅に挟まれていた為かそんなに問題なし。(ちょっとボロいけど)
ただ、内装が結構キてる状態。
昔ながらのガラガラと音のうるさい引き戸の玄関です。
鍵の滑りが悪くて中々鍵が閉まらないんですよね。
イタズラをして締め出しを食らって、この引き戸の前に座っていたことがありました。
家族団らんをしていた和室。
小さな子どもの頃に姉と一緒に入ったお風呂です。
その頃は写真の湯沸かし器のような物はありませんでした。確か押して回して「カチッ・・・チッチッチッチ・・・ボッ」ってなるようなタイプだったと思います。
まぁしかし懐かしさはあるものの、この家にそのまま家族を連れてきたら非難轟々です。
なので外装はとりあえず置いといて、中身を全部綺麗にすることにしました。
リフォーム会社に見積もりを依頼する
今回奥さんと相談して、どういうふうにしたいかを聞きました。
最優先事項は二つ。
・お風呂を広くして綺麗にする。
・二階を広くする(出来れば対面式キッチン希望)
これには僕も特に異論は無く、この二つ以外はきれいになればそれでいいという感じになりました。
金額についてインターネットでも色々調べたのですが、なんとなくの相場で3階建ての一戸建てであれば、600万から1000万位でした。
もちろん上を見ればキリがないのですが、今回は特にそこまで贅沢なリフォームをするわけではありません。また、自分が払える金額にも限りがあります。
今回は出せても1000万と考えていました。希望は800万以内に抑えたい。そう思いまずはリフォーム会社を探すことにしました。
しかしリフォーム会社に伝手なんてありません。
しかもリフォームを検討している時に僕が住んでたのが東京。物件は大阪。
リフォーム会社を何件か周って相談しようにも、やっぱり現地で行う必要があり中々難しい状態です。
なので、インターネットの一括見積もりを依頼する事にしました。
使ったのはリショップナビ 見積もりです。該当の物件をリフォームすることが出来るリフォーム会社を複数紹介してくれました。
リフォーム会社を決める経緯は別の記事 で書いたので、よければそちらを見て下さい。
決めたのはダイケンリフォームサービスさん。
最終的にかかった金額が800万円。
外装をやらなくてもやっぱりそれなりにかかります。でもこれでもかなりお安くしてくれました。良心的なとこでした。
今回ダイケンリフォームサービスさんがちゃんと調べてくれて、今回のリフォームでは「住宅ストック循環支援事業補助金」が出るとの事。
簡単に言うと、リフォームしてその家に若者が住むと出るそうです。
他にも多少条件はあるみたいですが、詳しくはこちら。
さて、800万円もかけたリフォーム。何がどれだけ変わったでしょう?
またいくらのお金が補助金として戻ってきたのでしょうか。
リフォーム完成 わりと劇的ビフォーアフター
(ちょっと写真がいっぱいです)
玄関
まず昔ながらの玄関が
こうなりました。
邪魔な門柱と門も取り払って、欄間も取って高さも高くなりました。
床のタイルも張り替えて綺麗。ガレージのシャッターも新品に変えました。
1階部分
入ってすぐの廊下。左の階段が1階から2階へ上がる階段です。かなり急な階段でちょっと小さな子供が使うには怖いです。
イメージもなんとなく暗いイメージがありましたが、
壁紙から階段、天井、照明、床まで全部変えて明るくなりました。
階段も回り階段の部分を作って、これまでより角度がなだらかになりました。
廊下と階段はオートライトなので、スイッチを触る必要がありません。通る時に勝手についてくれます。これ割りと便利。
1階の奥にあったあのお風呂。床のタイルがボロボロで、風呂釜は大人一人で精一杯でしたが、
浴室乾燥機も備えた広々としたお風呂に大変身。床もタイルではなくホッカラリ床なので、冬でも冷たくありません。
色は落ち着くダークな色合いにしました。呼び出し機能もあるので、子供だけが先に出る時にも2階の家族をボタン一つで呼ぶことが出来ます。
2階部分
トイレは2階にありました。その昔から使っていたトイレも
内装を全部変えてトイレ自体も最新の物に交換。
自分で開いて自分で流して自分で掃除します。小さな手洗いも設置。
結構ガタが来ていたキッチン。汚れが取れないタイルに壁と天井。そして
家族団らんをしていた和室。年数が滲み出ています。畳も色焼けが酷く、土壁も一部剥がれて落ちています。
2階はこのキッチンと和室の間を横切るように階段があります。
左にキッチン。右に和室。
絵で書くとこんな感じ
この壁をぶち抜きました。
そして階段の位置を変えてワンフロアに。キッチンとリビングが生まれ変わりました。
広さは実に20畳。これで家の中でも縄跳びができます。
また奥さんの要望通りの対面式キッチンを導入。色は全体的に白い感じだったので、キッチンにアクセントのブルーを入れました。
2階から3階に登る階段も綺麗に。もちろん手すりもついててここもオートライトです。
3階部分
3階には僕の部屋と姉の部屋。いわゆる子供部屋がありました。
手前側が僕の部屋。左側が姉の部屋でした。
階段からつながっているのが僕の部屋だけだったので、姉の部屋に行くには僕の部屋を通って行く必要がありました。
それぞれ5畳ほど。僕の部屋は今考えると収納がありませんでした。
この部屋にベッドと勉強机を置いて生活していたんですね。。
ここも壁を取っ払いました。
壁が無くなると広く感じます。合計9畳だから普通に広いか。
壁紙は子供が自分で選んだものを選択して、子供部屋が生まれ変わりました。
これだけ広いと遊ぶのには問題ありません。前回りもできます。
二人が大きくなってきたら自分の部屋を欲しがるかもしれませんが、その時は真ん中に仕切りでもつけようかと。
子供が選んだ壁紙がどういう風になるかとちょっと不安だったのですが、思いの外いい感じに仕上がりました。
最後の仕上げ
最後に、僕が子ども部屋につけたかったものがあったんです。
それがこちら
そうブランコ。
部屋の中にブランコがあるのっていいなって思っていました。なのでダイケンリフォームサービスさんにお願いしてつけてもらいました。
耐荷重100kgなので大人も乗れます。
子供は喜んでしょっちゅう乗っています。
たまに僕も乗ってます。
・・・奥さんもこっそり乗ってるのを知っています。
想像以上の出来でした。
中に入ると新築の匂いがします。
今は家族4人で暮らしていますが、毎日リビングを子供が走り回っています。
たまに転んで泣いています。
返ってきたお金
今回のリフォームで国に認められた補助金額は13万5千円でした。
でも結構大きい。1.6%くらいですね。
ただ、3月末にリフォームが完成して6月26日現在でまだ支払われてはいません。
まぁお国の仕事ですから時間がかかるんでしょうね。
今年いっぱい位はのんびり待つ事にします。
----2017年11月1日追記----
やっと振り込まれました!
金額はそのまま13万5千円。3月末にリフォームが終わって、8ヶ月。忘れてるんじゃないか?とちょっと不安になっていたので安心しました^^
最後に
大した貯金もなく、収入も年齢平均程度のサラリーマンな僕ですが、リフォームをするとこんな家に住むことが出来るんだなと思いました。
友人も貯金なし年収400万位で3000万の家を買ったりしています。
貯金とか無くても家が手に入る。今のローンってすごいですね。
検討している方はシュミレーションだけでもやってみた方がいいですよ。
20年前。子供の時に住んでた家に、今度は自分が家主となって住む。
なんとも感慨深い物があります。
家の裏には大きな公園があり、小学生の頃はしょっちゅう遊んでいました。
その公園で今は自分の娘が遊んでいます。
ちょくちょく父の住む団地にも遊びに行けます。
父は娘にデレデレです。
さて僕は・・・これから頑張って働きますw
今日はこんなところで。
おまけ
実はこの家、1階の間取りがこうなってます。
※こんなかっこいい車は持っていません。
赤い部分がお風呂な訳ですが、そのお風呂の前に洋室が一つあるんですね。
この部屋は今回のリフォームの対象外にしたんです。
(なので正確にはフルリフォームではありませんでした。)
何故リフォーム対象外にしたのかと言うと、ケチったわけではなく、趣味のDIYで部屋を作ってみたかったんです。
何もいじる前がこんな部屋。
壁紙はカビが生えてしまったため全部剥がしており、モルタルの壁がむき出し状態。
床もモルタルの上にクッションフロアを一枚敷いただけの状態。
この部屋がDIYで
こうなりました。
実はこの部屋、以前は父が使っていた部屋。
これからは僕が使う部屋になります。
このDIYの詳細はこちらの記事で書きましたので、良ければ見て下さい。
でわでわ。