言葉の持つ力 人に好きと言えますか?
どうもこんにちは、ミナミです。
みなさんは人に「好き」と言えますか?
僕は割りと言える方なのですが、先日友人に「チャラい」と言われてしまいました。
そう言われて少し自分でも考えて見たので、まとめてみます。
言葉の威力
言霊という言葉があります。
人の言葉には力が宿るという考え方ですね。
実際にそれには激しく同意します。
ひどい言葉を投げかけられたら傷つきますし、嬉しい言葉を投げかけられたら嬉しくなります。
僕の考え方の奥底には、ある友人「木村くん(仮)」の存在が大きくあります。
僕の人格を変えた友人
別の記事でこんなのを書きました。
この記事簡単に言うと、
・乱暴な運転の車が僕の車の前に割り込んできました。
・それによって僕が明らかに機嫌が悪くなっていると、友人が「あの運転手はう◯こを極限まで我慢してるんだよ」と言いました。
・その状態を想像すると可笑しくて、僕のイライラが収まり穏やかな運転に戻れました。
・それ以来乱暴な運転をする運転手はみんなう◯こを我慢してるんだと考えることが出来るようになり、運転も乱れることが無くなったというお話。
このお話の友人が木村君です。
見た目はちょっと背の小さいだけの普通の男の木村君です。特にイケメンでもありません。
ただこの木村君、口癖が「すげー!」です。
次に「尊敬するわ」です。
ちょっとしたことをするとすぐに「すげー!」と言ってくれます。
で、じゃあお前もやってみろよと言うと「俺は出来ないって!そんなのお前しか出来ねーよ!」と言ってきます。
それでもやらせると、この木村君。実はかなり頭が良く運動神経も良いので、大抵の事はなんなくこなします。
ほら出来ただろというと「偶々だって!上手くいくか超ドキドキしたもんw」と言ってのけます。
そんな木村君は基本的に周りの人皆に好かれます。
何か集まりをするとなると、「木村も呼ぼうよ」となります。
怒ることもほぼありません。
機嫌が悪いところも見たことがありません。
時間にルーズなのが玉に瑕なくらい。
ある時、僕がくだらない事をした時に木村君がまた「すげー!」と言いました。
その時に「いやいや、全然すごくはないでしょ」と思ったのですが、とても気持ちが良くなっている自分がいることに気が付きました。
そして、「木村…こいつマジですごい」と思ったのです。
人を好きになる
人間、嫌いな相手には嫌いな態度を取ってしまうことが多いと思います。
僕ももちろんそうです。
嫌いな人には基本的に近づきませんし、話をしていても出来るだけ早く切り上げようと考えます。
そして仲の良い友人同士で嫌われている人の事を話していると、そいつの悪口で盛り上がります。
でも木村君は悪口を言いません。
「すげー気持ちはわかる!でもあいつこの前◯◯してたんだよ!すごくね?」とあろうことか嫌われている人の事を持ち上げたりします。
「でも、いつも行き過ぎるんだけどな!あはは!」と周りを笑わせます。
ああ、天才ってこういう人の事を言うんだなと思いました。
言葉の持つ力
その時以来、僕も出来るだけ人のことを褒めるようにしました。
最初はあまり出来ませんでしたが、笑顔で褒める。
人って褒められると嬉しくなるんですよね。そして褒めてくれた人の事はそうそう嫌いになりません。
10年以上そうしてきましたが、僕の場合は好きじゃない人には好きとは言えませんw
でもどっちでもない人でも、探せば一つくらい好きな部分があります。
そういうところを見つけることが出来たら、戸惑わずに「好き」と言います。
50歳過ぎの頭の薄くなっている上司にも「◯◯さんのこと好きですよ」と言います。
口の臭い友人にも「俺お前の事好きやわ~」と言います。
打算的な事ももちろんありますよ?
客先の人に気に入られた方が取引がスムーズに行くとか。
この人と人間関係良くしておけば、後々楽だとか。
でも不思議な事に「好き」と言うと、実際にその人のことをもっと好きになってくるんですよね。
見方によっては、そういう僕の行動がチャラいと感じられてしまうんでしょうね。
最後に
何年もそうしてきましたが、実は今でも「好き」という時少し勇気がいります。
男性に言う時は「え?そういう趣味?」と思われないか。(そういう趣味は全くないw)
女性に言う時は「は?何言ってんのこいつ?」と気持ち悪がられないか。
ビクビクしてるんです。嫌われたくないですから。
実はツイッターとかで「ああ、この人のこと好きだな~」と思ったら「好き」と言いたくなるんですが、ほとんど言えてません。
「は?何好きとか言ってんの?キモいんですけど」
とか思われてブロックとかされたら泣きます。
ツイッターは顔が見えないので、より言葉の持つ力が強い気がするんです。
でも、それでも「好き」と言います。
あなたはどうでしょうか?
以上、「言葉の持つ力 人に好きと言えますか?」でした!